韓国にきて、5日目になりました(*)。今までの海外出張だと、夜な夜なWeb
報告をつくってましたが、ここでは、生活の準備をするのに時間がかかって、ま
だ、その余裕がありません。韓国語のクラスの予習宿題も大変だ、というもある
ので、Web版は、まとめて用意、ということになりそうです。本日は、メール版
で(^^)。
*)8/3〜27まで、韓国延世大学の語学堂(http://www.yonsei.ac.kr/‾kli/)で
韓国語のトレーニングをうけならがら、こちらのIT、電子政府関係の調査を行う
予定きていいます。
●同室(*)の先輩のイビキがひどいので、部屋を変えてもらうことに
一昨日は、起こして、イビキかいてますよ、っていうとおさまって、一晩に二
回起こされただけだったのですが、昨晩は、三時以降、とまらず。「イビキかい
てますよ」「あ、すみません」、でしばらく収まるとおもいきや、1〜2分で、
また、ごぉぉぉぉ〜。で、こっちも寝てしまえばいいかと思って我慢しているの
ですが、30分たっても、だめ。また、ゆすって、「イビキが..」というと「あ、
すみません」といって、そのときだけは、一瞬おさまるのですが、寝返りをうっ
たとたんに、ごぉぉぉぉ〜。結局、三時からうとうとしたまま、世をあかしてし
まいました。
そんな状態なので、隣の李君(京大の学生さん)と相談して、私が、彼のとこ
ろに引っ越すことになりました。しかし、学生寮なので、事務室にいって書類を
書いて、関係者のサインをとらないとならず、結構ややこしかったです。ですが、
ま「離婚」は成立。今夜から、熟睡して、鋭気を養います。自分のイビキで、李
君に迷惑かけないようにしないとまずいですが(^^;)。
*)語学堂の夏季3週間コースでは、学内の寄宿舎が使えます。一日約1000円。
下宿で、一日3000円程度だとか。学食の食事は、朝食、150円。夕食、250円。こ
んな金額です。町で食べても、700円だせば、豪勢な肉料理にビールと真露を一
本づつくらい楽しめます。すごく安いですが、到着してしばらくは、日用雑貨を
買いにいったり、生活できるよにするために、結構やることがありました。
●沐浴湯(モギョクタン)
このムアク学舎という寄宿舎(http://www.muack.net)には、シャワーしかない
ので、沐浴湯(いわゆる銭湯)を探しておりました。昨日、守衛さんに聞いてお
いたので、本日夕食後に、行ってきました。
しかし、守衛さんが教えてくれた沐浴湯は、すでに廃業。近所に消防署があった
ので、そこで相談。すると、「少しもどったところの三叉路を左に入ったところ
にあるよ」とのこと。その三叉路なら、いつも見ているので、はい、わかりまし
たと歩き出して、一応、三叉路の自動車修理屋に確認。「沐浴湯はこっちにあり
ますか」。「あるけど、ずいぶん遠いなぁ。歩いていくの。ずいぶんかかるよ。
でも、こっちだ」という感じ。遠いらしいが、方向は正しそうなので、歩きはじ
める。
しばらくいくと、交番。ここでも質問。「こちの方向に、沐浴湯は、...」とい
うと、「なに、歩いていく? ふん、こっちだ!」となぜか、機嫌がわるいおま
わりさん。そのままいって、今度は、果物屋のおじさんに質問。
「こっちの方向に、...」。すると、「あるけど6時までだからもうしまってい
るな。なに、でもいってみたい、この方向!」と教えてはくれた。しかし、ここ
で、90度左に方向転換。大きな道にでて、横断歩道を渡る。
次に、薬局に入って、若い薬剤師のおねえさんに質問。「こっちの方向に...」。
すると、「あ、こっちにはなくて、左のほううにずっと、いくと、XXヘルスセン
ターという大きなたてものがあります。そこにありますよ。」とのお話。彼女が
教えてくれた方向にしばらくいくと、高架のインターチェンジというのだろうか、
どう考えても、銭湯があるイメージではないし、この先にずっといって、ヘルス
センターがあったとしても、大学から離れすぎているので、方針を立て直すこと
にして、すこし戻ることにした。
実は、この時点で、最初に守衛さんが教えてくれた場所に近いところにもどって
きていたので、今度は、ガソリンスタンドで質問。「ここらに沐浴湯があるって
きいたんですけど」「もう、ないよ」「らしいですね」「うん」「このあたりで
ありませんか」「すこしもどって、この道沿いにいくと、ほら、ここ、ドンガン
・ヘルス、ってあるでしょ。そこ。」と教えてくれる。xxヘウスか。どんなと
ころだろうかと名前から勝手に想像をしてみるが(^^;)、とにかく、あるらしい。
しばらくいって、小さな食料品店で質問。「こっちの方向に,...」すると、「あ
ぁ、トンガンヘルスねぇ。もうないよ」とおばさん。ええ〜と言ったら、おじさ
んが入ってきて、この道を登っていって、400mいくと別の沐浴湯がある、と
いう。よかった。お礼をいって、店を後にする。
「登る」という表現を使っていた理由がしばらくしてよくわっかった。かなり険
しいのぼり坂。そこをのぼりきると、眼下に生活感が溢れる町並みが...。
しかし、すでに陽も暮れて、道をさがすのには不利な状態になってきている。今
度は、買い物帰りのおばさんに質問。「こっちの方に...」すると、おばさん
「あなたがのぼってきたこっちに、あったんだよ」という。いや「それはもうな
い、と店の人が言っていた」「あら、そう。知らなかったねぇ」だ。町の人なら、
町のことを正しく知っているというわけではない、ということのようだ。で、こ
のおばさん、ちょうど、通りかかった知り合いのおばさんに、聞いてくれた。
「あたん、この人が、沐浴湯にいくんだっていうんだけど、こっちにあるかい」
すると、「あ、あるじゃない、」という。で聞いたら、この先を右にまがってし
ばらくいくとある、というのだ。
ここまできたんだ。お湯につからずに、大学に戻れるか、と夜の街に足を踏み入
れていった。そこに広がっていたのは、30年前にみたのとあまり違わない韓国の
町。小さな店があって、その前に、椅子を出して、子供やおじさん、おばさんが
夕涼みをしながら、いろいろな話をしている。そんなところを歩きながら、いろ
いろな店の人に、「こっちの方向に,,,,」と聞いていった。
そしてついに発見。でかい(^^)。「24時間営業。高麗サウナ」あやしげなネオン
サインがあるが、まあ、いいやと、地下に向かう階段を降りていったら、そこは、
沐浴湯でした。ただ、昔韓国で入った沐浴湯や日本の「銭湯」と比べても、いわ
ゆるクワハウス的な設備。
入場料(4,000=約400円)を払って、下駄箱に靴をいれて、男湯に進む。ここで、
下駄箱の鍵をあずけて、ロッカーの鍵を借りる。かなり大きなロッカーを使える。
ここに貴重品などをあずけて、お風呂にどぼん!
まあ、嬉しかったこと。サウナもあるので、水風呂、から熱い風呂まで、5種類
くらいの浴槽があった。生き返りましたね。
風呂から出て、地図で現在位置を確認。店の人にも確認してもらったら、なんと、
大学には、近道があった。それをたどっていったら、でかい三叉路がある!
最初に消防署の人がいった三叉路って、ここだったんだ、とわかった次第。三叉
路の説明を聞いたときに、地図で確認ればよかったのだ。まあ、あとの祭り。帰
りは、寄宿舎の食堂の裏手の出口まで、15分。これだと、大学の正門にでるより
も早い。
高麗サウナの近くには、マーケット、果物やなど沢山ならんでいた。ここにきて
から、少々、ビタミン不足なので、果物屋によって、みかんを買ってきた。果物
ナイフがあれば、もっといろいろなものを楽しめそうなので、今度、町にでたら、
ナイフも買っておこうと思う。
と、こんな具合で、生活のペースができてまいりました。
ふじもと@延世大学テコンドー語学堂特別クラス
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kazuo fujimoto <fujimoto@sakushin-u.ac.jp>
作新学院大学 人間文化学部
http://www.sakushin-u.ac.jp/‾fujimoto
PGP:D664 D542 D578 5B39 BB2E 50AA 6FEC 2FE7
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