3/11から神戸で開催されれていた言語処理学会(NLP2024)に、NICTでRAの根本さんとの共同研究を発表したのですが、それがスポンサー賞を受賞しました。
それについてのコメントが学会のWebで公開されたので、お知らせします。
私たちのものを抜粋しておきます(^。^)
Helpfeel賞
P2-1 クラスタリングによる自由記述回答の要約と選択肢回答空間に射影による解答群間の連関の可視化
根本颯汰, 藤本一男 (NICT)
アンケートにおける自由記述の理解に関する研究は,ユーザーの声を最大限に尊重するうえで非常に欠かせないものだと共感しています.さらに,実際の分析現場で求められる分析項目への柔軟なマッピングや,これらの可視化は,データからの洞察を深める上での有用性を感じます.新手法の提案に加えて,実運用でのドッグフーディングと並行して進めている事例として,大変勉強になりました.ありがとうございました.
上記タイトルの論文は以下からPDFでご覧いただけます。
全体の構成は、以下のようになっています。1)多重対応分析MCAをもちいて選択肢解答設問から変数空間と個体空間を生成する。2)機械学習を用いて、自由記述部分のクラスタリングを行い、それを変数化する。3)変数化したクラスタ番号を「追加変数」として1)で生成した個体空間に射影する(構造化データ解析SDA)。4)そこで生成されたマップをもとに、解釈を行う。
受賞理由では、この全体像を評価していただいたことがわかります。感謝です。
上記論考の図1として張り込んだ全体の構成図は以下のようになっています。
また、昨年度のRAの大畑さんとの共著論文(NLP2023で発表)が、朝日新聞社メディア研究開発センターの新妻さん、田口さん、田森さんによる論文で参照していただきました。以下のリンクをご覧ください。
「計量テキスト分析のための文埋め込みによる探索的カテゴリ化」
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