ITリスク学研究会で話します。講演2です。


2023年度第2回ITリスク学研究会実施案内
⽇時:2023年7月22日(⼟)16:00-18:00 (WEB会議)

講演1
タイトル:システムのデジタルトラスト —サイバー空間とフィジカル空間の⾼度な融合のためのトラスト—
講演者:松本泰⽒(セコム(株)IS研究所 顧問)
概要
リスクとトラストは、⾮常に密接して関係にある。また、ITリスク学に対してITトラスト学(ないしデジタルトラスト学)は学問領域として検討されるべきかもしれない。
このトラストは、哲学、社会学、⼼理学、経済学、法律などさまざまな分野で発展してきた概念だが、デジタル社会の到来という社会が変⾰する中、システム・情報科学技術分野においても重要な概念として浮上している。本セミナーでは、デジタル時代における新たなトラストの概念とも⾔える「システムのデジタルトラスト」について説明するとともに、このトラストを⽀えるプラットフォームセキュリティ技術の動向について説明する。

講演2
タイトルセキュリティ技術者のためのカテゴリカルデータの統計分析法⼊⾨
講演者
藤本⼀男⽒ (津⽥塾⼤学 数学・計算機科学研究所 特任研究員)
講演概要
セキュリティに関連して調査などを⾏うと数値としては取得されないデータ(カテゴリカル・データ)の扱いが必須となります。たとえば、5、4、3、2、1というコードが回答「とても当てはまる」「当てはまる」「どちらでもない」「あまり当てはまらない」「全く当てはまらない」に対応して付けられているとします。このような設問が複数⽤意されている時に、その設問ごとの平均値、分散を計算して⽐較することはデータ構造を破壊して⽐較しています。
こうした場合に適⽤できるものとして「対応分析」という⼿法*があります。
今回の報告では、対応分析がどのようなロジックでカテゴリカル・データを「数量化」し、統計処理するのかをいくつかの事例を交えてご紹介します。


参加希望者はITリスク学研究会it-risk[at]jssm.net (主査・幹事)までご連絡ください。
以上


*対応分析とはどのような手法であるのか、について藤本の以前の勤め先の図書館のニュースレターに紹介したものがあるので、ご参照ください。

カテゴリー: R, セキュリティ, 対応分析 パーマリンク