国立情報通信研究機構(NICT)の研究報告に掲載されました

2025年1月に公開されてます。

https://www.nict.go.jp/data/research-report/index.html

ここの「サイバーセキュリティ特集」Vol70,No2の4−2に
「構造化データ解析で選択肢回答空間と機械学習による自由記述部分のクラスタリング結果を結合する - CYDER受講者アンケートの分析手法の開発と今後の課題 -」を元RAの根本颯汰さんと一緒に書いています。

「本稿が説明するのは、NICT サイバーセキュリティ研究所ナショナルトレーニングセンターが実 施する実践的サイバー防御演習 CYDER の受講者アンケートの分析手法である。アンケートの選 択肢回答部分には多重対応分析を用いて参照空間を生成し、自由記述回答には機械学習による非 階層型クラスタリングを適用し、得られた要約を参照空間に射影した。生成した参照空間は、1) 受講者の満足度、2)組織のセキュリティ対応、3)受講者属性の 3 つである。クラスタは 6 つに分 類され、それぞれに要約ラベルを付与した。構造化データ解析の手法でこのラベルを参照空間に 射影し、回答選択肢の範囲を超えた分析が可能であることを確認した。全体的に受講満足度が高 い中でも、インシデント対応に関する反応が確認された。無回答は、そこそこの満足をしている 受講者に多く、不満の表明ではないことも確認された。」

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