Wordの「アウトラインプロセッサ」っぽい使い方

  • 目的
    馴染みのあるMS-Wordをアウトラインプロセッサとして使う。
    (そもそも「アウトラインプロセッサって何?」という方は、こちらもご覧ください。)
  • 要注意! Wordの「アウトライン機能」と「段落番号」機能での「アウトライン」を混同しませんように
    • Wordの「段落番号」機能(のアウトライン)
      1. 改行すると項目番号が自動的に入る。(本文を入力するには、shift-ENTERで改行する。)
      2. タブキーで階層の上下ができる
      3. 編集(カット&ペースト)で場所を変えると項目番号も変わる
      4. しかし、階層を隠すことができない。
    • Wordのアウトライン機能(Wordの本来?のアウトライン機能)
      • 階層構造を隠す/広げる、機能がある。全体構成を眺望するには必須!
      • スタイルでレベル1、2や本文を指定しないといけない(面倒!)。
      • タブキーで段落番号は変わるが、レベルは変わらない。(紛らわしい!)

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昔書いたレポート発掘。「Python で実験しながら学ぶ「暗号の仕組み」」

こんなの書いてました。Pythonで桁数無制限整数(long)を使える、ということを知ってやったのだと思います。RStudioからpython呼んで作り直してみようかと。

なお、解析的感受性と整数論的感受性のお話を最後に書いてました(以下に再録)。(ワタシの数学的感性は解析学的感受性で、つまりアナログ人間だと思ってます(^^)。)

レポート本体はこちら。python-crypto20041204-0.9

D おまけ:解析的感性 vs 整数論的感性

学生時代は、理工学部に在籍していたので、数学は一応やっている。だから、暗号の計算も数式 を追っていけるだろうと思ったのだが、かなり険しい現実を思い知らさせた。本 続きを読む

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FactoMineRのヘルパーfactoextraのplotエリアでのFONT問題解決?

GitHubからアッテンションメール。私がたてたissueが解決とのこと。ggpubrのissue#149クローズね、って。
このissue#149たてたのが、2019年1月(^^;)。この間、この問題を側面解決するものとしてshowtext packageつかったりしてなんとかなるよ、ってレポートしたりしてたのだけど、「passing font.family to ggtext #149」!だとか。
試してみました。

で、まだCRANには公開されてないので(CRANでは、2020/05/04の0.3.0でした。)、githubからインストール 続きを読む

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『Rグラフィックスクックブック第2版』が手元にきたので..

本書(翻訳)の初版が2013年。まだdplyr/tidyverse革命が始まるまえだったのではないでしょうか。本書は「ggplot2によるグラフ作成レシピ集」というサブタイトルがついているように確かにggplot2を使っていくための「アイデア集」ではありますが、ggplot2を使うために必要なデータの前処理がいささかわかりにくかったという感想をもっています。第15章が「前処理」ですが、この部分が第2版になってdplyr/tidyverseになり、かなりスッキリしました。 続きを読む

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オンライン講義/ゼミをやりながらかつて書いたものを読みなしてます

コロナ事態が引き金となって、オンライン授業が様々に模索されていますが、これを機会に、かなり以前、インターネットの利用が可能になったころに「講義」との関係で書いたものを読み直しています。そんな意味の、自分の振り返り用のページです。
ここに並べた論考は、書いた直後に日々変化していくネット環境を前に、正直読み返したくなくて、放置しておいたものです。ですが、自分でオンラン授業をやるなかで、そういえば以前書いたなと思うことにいくつもであったので読み返してみました。
たぶん、あのころから思考はあまり進化してないのですが、少しでも先にいくために、ここに再公開します。ご意見など賜れれば幸いです。 続きを読む

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『対応分析入門』の訳者あとがきを掲載しました

こちらです。

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iThoughts(mindmapper)のブランチをmdで取りだしてアウトライナーに再入力する

先のエントリーで、最終的にPPTにするには、階層構造を少なくしないと大変なこと(面倒なこと)になると書きました。なら、つくるアウトライン、マインドマップで意識すれあいいのでですが、「昔つくった」ものなのは、それをいじるのはこれまたやっかい。

そこでやりたいことの一つに、マインドマップの枝を切り出して、それをスライドにする、ということ。iThoughtsは、PPTを含めたMS-Officeへのexport機能を備えているのだけど、それは全体マップからのexport。なら、枝から別のマップをつくって、それをPPTに出力すればいいのですが…。ちょっとやってみたく、やってみました。pandoc!

まず、iThoughtsで枝をきりだします。形式はmarkdown を選びます。それをファイルに保存。temp.md とでもしておきます。これをinputにしてpandocをつかってopmlに変換!

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$ pandoc -f markdown -t opml -o temp.opml temp.md

これで temp.md が temp.opml に 変換されました。そこで、これをCloud Outliner Pro に読み込んでみます。なにも出てきません。pandocの使い方がまちがったのか…。

よくみると、pandocで変換されたのは、<opml>….<body>….</body></opml> のうちの、<body>部分だけではないですか。そこで、このtemp.opmlの入れ物を用意してやります。

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&lt;?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?&gt;
&lt;opml version="1.0"&gt;
    &lt;head&gt;
        &lt;title&gt;タイトル&lt;/title&gt;
    &lt;/head&gt;
&lt;body&gt;
:
:(ここにpandocで変換して作られたたものを入れる)
&lt;/body&gt;
&lt;/opml&gt;

これで、めでたくCloud Outliner Pro で表示されるようになりました。あれ、PPTにするのではなかったか…。pandocで変換できました、ということで、よし、とします(^^)。

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アウトラインからOPML経由でスライドへ

これまで、マインドマッパーとしてiThoughts を使っていたので、それで全体構成をつくって、直接PowerPointにexportする、という使い方をしてました。

ですが、マインドマップだと階層が深くなりすぎて、そのままではスライドになりません。どこかで整理する必要がでてきます。それをPower Pointでやるのはかなり面倒…..。

で、最近は、Outliner Proというアウトラインプロセッサで全体構造を整理して、それをOPMLでexport。それをmakeslides というアプリでスライドに変換するようにしてます。シンプルです(^。^)。

makeslides の入出力関係

Outliner Pro https://apps.apple.com/jp/app/.jpcloud-outliner-pro/id1018143540

makeslides https://apps.apple.com/jp/app/makeslides/id596053822

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Paralles で動かしているWindowsのIMEを切り替える

Paralles 、実はversion 10くらいから使っているのですが、ずっとIMEの切り替えは、マウスでアイコンをクリック!なんてやってました。Windowsは、そんなに使わないので、まあ、しょうがないかという感じで「我慢」していたのですが、先日、画面にでているメッセージを発見して、キー操作できることを「発見」。

1)alt + Shift ( ⌥ + ⇧)
そのあと
2)「かな」キーで「あ」
3)「英数」キーで「A」 

こんな感じで簡単にできました〜。

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ggplotのplot エリアでのFONTを指定する問題

表記問題、かなり長い間、うまくいかずにもたもたしていましたが、なんとか目処がたちました。環境は、Macです。MacでRStudioを使って、ggplotなどで日本語を使う環境はできているのですが、ここがうまくいかないfunctionがありました。

きっかけは、FactoMineRがversion2.0になって、graph出力のdefaultが、ggplotになったこと(従来のものはgraph.type=”classic”を指定)、でやはりplotエリアでの日本語表示がうまくいかないことがわかったことでした。

もともとは、factoextraが、FactoMineR::CA,MCA やca::ca とった対応分析関係のresult を入力としてOKであるにもかかわらず、日本語のFONT指定がうまくいかないということです。これ、GitHub上作者とあれこれやっていました。2017年頃です。一時はいまくいくようになったものの、factoextraやそれがベースにしているggpubrがupdateしたとたんにうまくいかなくなって、その旨を伝えてはいたものの、それっきりになっていたのです。

今回のFactoMineRの2.0発表でそれなりに期待したいのですが、やはりうまくいかず。そこで、改めて検索をかけたところ、次のものを発見することになりました。

“showtext: Using Fonts More Easily in R Graphs” https://cran.rstudio.com/web/packages/showtext/vignettes/introduction.html

ただ、これによりますと、RStudioでのgraphicデバイスのあつかいはcomplricatedなのでうまくいかない、とあったりするのですが、とにかくやってみました。

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library(showtext)
showtext_auto(TRUE)
 
```{r fig.showtext=TRUE}
# ここに、graph表示functionを並べます
```

のようにすればOKとなりました。

サンプルは、ここにあります。http://rpubs.com/kfj419/559740

もしくは、以下ものをご覧ください。

実際は、Rmarkdownで 最初に、
knitr::opts_chunk$set(echo = TRUE,fig.showtext=TRUE)
と、chunkのdefaultをfig.showtext=TRUE に設定してしまって、”classic”を使うときは、そのchunkで、FALSEにしています。
また、冒頭に、showtext_auto(TRUE)を設定しておけば、以後全体に適用されるようですが、途中で、classicを使う時には、showtext_auto(FALSE)と設定しています。そのたと、ggplotを指定するときには、chunkで、showtext_auto(TRUE) を指定します。

これで、factoextra(ということはggpubrも!)やFactoMineRの美しいgraph出力を活用できます。それぞれのgraph出力は、ggplot オブジェクトですので、名前をつけて保存して、patchworkなどをつかってレイアウトすることも可能です。

かなり楽しくなってます。

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